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(回答先: 「株」についてちょっと無知な質問を。 投稿者 エンセン 日時 2003 年 9 月 11 日 11:22:16)
エンセンさん、こんにちわ。
思いつくままに簡単に書かせてもらいました。
>「証券取引所」や「証券会社」が無くなったらどのような世の中になるのでしょうか。
まず、株式の所有権の移動が緩慢なものになります。
(自分が所有している株式が欲しい人を見つける手間がかかり、それを踏まえて、株式の流動性(再現金化)に対する不安から株式を金融資産的に持とうという人が減少するからです)
そして、株式の価値評価や売買に対する自己責任がより強くなります。
(不特定多数(ある場合には資金力に富むある集団)の動きで形成される株価で売買が出来るのではなく相対で価格が決まることになるので、その株式にどれほどの価値があるのかを買う人・売る人双方が見極め、交渉を通じてできるだけ有利に取引するようになります)
さらに言えば、株式に対する投機的な動きが弱まります。
(意図的な株価変動は、不特定多数を巻き込むことができる株式市場があることで効率的に行えます。相対で株価が決まるような取引では、株式全般の価格を、バブル的に上昇させたり、破壊的に下落させることは難しくなります。株式市場がなければ、“信用取引”も成立しないので、梃子の論理で株価を動かすこともできません)