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(回答先: Re: 中田考氏は、モスリムです。 投稿者 はまち 日時 2003 年 9 月 10 日 23:04:12)
>どこぞの東×大学の山×教授がでたらめイスラムを語るのとでは、全く違う。
>また、同じモスリムでも、京×大学の小××教授とも違います。氏は、逃げ腰になら
>れません。
>氏の本を読むと、その他の、イスラム関連の本が、ガイドブックに見えてしまいます
>が、ご了承を。【実は欧米のオリエントリストに手先だったりして(無花果記)】
上のはまちさんのご指摘、私もそう思っています。
私も中田氏がムスリムであるというのは知っていますが、彼がムスリムであろうが、非ムスリムでろうがどちらでも良いと考えます。要はイスラームそのものに則したきちんとした研究がなされれば良いのです。これまで日本のイスラーム研究はあまりにも欧米のバイアスに影響されすぎていました。
ちなみに、非ムスリムの松○○郎氏も中田氏に劣らない優れた業績を上げています。日本のイスラーム研究の草分け的存在である井筒俊彦氏も優れた業績を上げていますが、彼の場合、独特な傾向があるので注意は必要です。彼の独特な傾向は彼が翻訳した岩波書店の『コーラン』を読めば分かります。
仮にある欧米人が優れた仏教研究の成果を挙げた場合、彼が仏教徒であるのかそうでないかはほとんど問題にされないはずです。ところがイスラームに関しては、「彼はムスリムだ」「いや、改宗はしていない」などと半分以上好奇心で詮索します。この現象こそ、未だにイスラームが偏見で見られている証左であると考えられます。