現在地 HOME > 掲示板 > 雑談専用2 > 107.html ★阿修羅♪ |
|
クライン孝子の日記
=========
■2003/06/01 (日) 日本も武器を売ったら?、これって世界の常識ね。
先日、わが日記で、景気回復=雇用増大の良薬は日本も米露仏英中独と
並び軍需産業を興し武器販売に手を出す事だと書いた所、かなり波紋を
投げ掛けたみたい。
当然の事を主張したのに、日本では通じない。
でもこれって世界の常識ですよお。
今回の米仏の仲違いの原因はイラクの石油利権争奪だけではない。
実はポーランドを巡って両国が武器売込み合戦をやり、結果、仏が米に
してやられたいきさつがあるのです。
あのイラク戦で圧倒的な勝利を得た米国、これを機会に武器販売を一手に
独占しようという魂胆がある、と当地欧州ではみているもの。
そこで、武器に関し三十代の女医さんから以下のメールが届きました。
(長文なのでカットした部分あり)
<「日本人はなぜ成熟できないか」はもう買ってあり、友達の為にもう
一冊買いました。
私が一番感心したのは孝子さんの「交通事故でも謝ってはいけない」です。
確かに破産の危険をおかして正直に自分の非を認める事は、一生後悔する事にな
りかねないですね。
日本が戦時中侵攻した国について、「いつまで謝り続ければいいんだろう?
償いきれないようにも思えるし」と時々気にしていたのですが、この本を読
んで、「謝りたくても謝れない時がある。できる範囲でそれなりの行動をする
しかない」と勝手に理解し、お二人にはげまして頂いた気になっています。
武器については、確かに科学の進歩に役には立ちますが、武器の以外の
目的であっても科学は進歩するものなので、
「いらないともいえないけど、新兵器を作ると指導者は使ってみたくなると
いう噂だし」とやはり割り切れない思いです。
職業柄私は人様の命に振り回され、時に身を削るようにして暮らしているわ
けですが、命の無駄遣いの戦争の前にはお手上げです。
一方でイラクの人は武器を壊されるのをみて、「(僕たちの国のお金でそろ
えたのに)もったいない」とため息をついているようですが、その気持ちも
分からないでもありません。
ああでもないこうでもないと頭を捻って、議論を重ねるうちに、よい方
向に進めばいいのですけど。
有事法制についても、「アメリカの軍事行動に協力するためのものだ」
といまだに主張している方達がおり、
「足引っ張ってばかりいないで、法制はまずちゃんと作って暴走しない様に
口を出せば?」と私は首をひねっています。 >
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/_/_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_
21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦中にあって
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴30余
年のジャーナリストが刻々と現地よりレポートします。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_
・クライン孝子名抜きのメルマガの転載は固くお断りいたします。
・このメルマガは下記のホームページからの登録も可能です。
・このメルマガは下記のホームページの孝子日記でもご覧になれます。
「クライン孝子のホームページ」 http://www.takakoklein.de
メールはこちらへ E-mail: mail@takakoklein.de
メルマガ発行者: クライン孝子 (フランクフルト在住 ジャーナリスト)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆