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こうやって、ぶち熟女さんが、パレスチナ人の苦悩を思い起こされている間に、昨夜のジハードです。東エルサレムの乗り合いバスの中で、爆発、礼拝帰りで満員だったバスは、多数の死者けが人を出した事件です。アラブの衛星テレビ、アルアラビーヤが、現地時間 夜10時過ぎには、このニュースを繰り返し流してレバノンのヒズボッラーが担当している衛星アルマナールで、ジハードを宣誓するビデオも流したようです。
ジハードを決行するのには、家族の同意が必要なので、家族は、あらかじめ知ってます。報復を受ける前に、かなり、処分したりして、被害を最小限に抑えるようには、していると聞いたことがあります。とはいえ、家族といっても、全員でなく、その家の主なんかに、了解を得とくことになるようです。イスラエル政府からの報復では、家はなくなるし、財産も、もてるだけになってしまうと思います。
さて、残された家族。女子供が残されたような場合は、支援団体を頼りに、生活をほそぼそと続けていくことになるようです。
中西 寛著
国際政治とは何か 地球社会における人間と秩序 中公新書 ISBN4-12-1016866
序章に、次の引用がありましたので、紹介させてください。
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ショウの警告
イギリスの文筆家バーナード・ショウが19世紀末に書いた喜劇「運命の人」の中に次のような一節がある。
イギリス人は生まれつき世界の支配者たるべき不思議な力を持っている。彼はある物が欲しい時、それが欲しいということを彼自身にさえ言わない。彼はただ辛抱強く待つ。そのうちに彼のほしいものの持ち主を征服することが彼の道徳的宗教的義務であるというも得るような確信が、どういうわけか、彼の心に生じてくる。・・・・・彼は効果的な道徳的態度を見つけ出すのに決して不自由することがない。自由と国民的独立とを振りかざしながら、世界の半分を征服し併合して植民と称する。またマンチェスターの粗悪品のために新しい市場がほしくなると、まず、宣教師を送り出して土人に平和の福音を教えさせる。土人がその宣教師を殺す。彼は、キリスト教防衛のために武器を執って立つ。キリスト教のために戦い征服する。そうして天からの報いとして市場を手に入れる。・・・・悪いことも善いこともおよそイギリス人が手をつけないようなことは世の中に一つもないが、イギリス人が自らを不正と非難される立場におくことは決してないのである。彼らは何事でも原則に基づいてやる。戦うときには、愛国の原則に基づいている。泥棒するときには、実業の原則に。他人を奴隷化するときには、帝国主義の原則に。・・・・国王を支持するときには、王党派の原則に、国王の首を切り落とすときは、共和政の原則に基づく。彼らの標語は常に義務である。しかしイギリス人は、その義務が自らの利益に反するようなものは敗者だということを決して忘れはしないのである。
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2ヶ月ほど前に、あっしらさんが、紹介された、中田 考著のイスラームのロジック アッラーフから原理主義まで 講談社選書メチエ ISBN 4−06−258229−5
も読んだのですが、これも大当たりでした。ぜひどうぞ。