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小沢=民主党の登場で風雲急を告げる政権争いで「竹中死守」の小泉は退場!
巷には竹中への"怨嗟の声"がみちみちている。
日本経済の死に神が国会をうろうろしているのだから国民は気が気じゃない。
日本の金融を潰して米資を導入することしか頭にないその竹中を死守するのが小泉だが――その小泉をビビらせる大物が登場した。
新生民主党はどうでもいいが、竹中を追い出してくれりゃ小沢バンザーイ、というのが町の声?
鳩山・菅が模索していた大物のタイアップ先
民主党の菅代表と自由党の小沢党首による「両党合併」発表に先立つ六月末、民主党の鳩山由起夫・前代表が小泉首相と会っている。
松野頼三元自民党総務会長が料理屋の"鉢合わせ"を演出したものだが、このはからいに両人とも和気あいあいで応じたようだ。
というのも、この日の遭遇は、小泉首相が中央公論誌で「協力してくれる限り従来の"敵"も関係ない。野党から協力グループが出てくるかもしれない。」という発言に鳩山が呼応したものだったからである。
それまで鳩山は菅に小沢・自由党との合流を促してきた。
菅が党内のとりまとめに失敗したとみた鳩山が急遽、小泉との連携にうごいたのは民主党が"何でも反対"のかつての社会党的な体質に傾いていくことにたいする危機感があったからであろう。
鳩山はその後、講演などで与党や首相との連携を示唆する発言をくり返し、民主党内では、鳩山が五〜六人ひきつれて離党かという憶測が流れたほどだった。
一方の小泉もこれまでしばしば民主党との連携をちらつかせ、自民党非主流派や公明党を牽制してきた。
「協力しないのなら民主党と組むぞ」というわけである。
小泉を担ぐ以外、勝算がない自民党
これはまんざらハッタリだけではなかった。
自民党総裁選で敗れても自民党の非主流派と民主党の支持があれば、首班指名には十分の勝算がある。
折しも九月に自民党総裁選が控えている。
「三年間で郵政事業を民営化」などの公約に反発する非主流派にたいして小泉首相は「総裁選公約は党の公約」と公言し、小泉再選に政策転換をからみつけようとする野中ら非主流派の策動をかわし、挙げ句に「嫌だったら(自民党)総裁を代えりゃいい。私以外のひとにすればいい」とつっぱねてきた。
野中におだてられて橋本派の熊代昭彦や藤井孝男、笹川尭らが総裁選に名乗りを上げたが、麻生政調会長や平沼経済産業相が出馬辞退。
高村元外相も及び腰。
亀井静香が党内の根回しに難儀するなか、この三人の小物議員が小泉の対抗馬になれるとも思えない。
いやむしろ、反小泉色のつよい橋本派で参院を仕切る青木参院幹事長の頭の中にあるのは小泉再選だ。
焦眉の急は何といっても、来年の参院選での自民党の単独過半数の回復である。
首相の挑発にのって敵役に回っても、小物の総裁を立てても、衆・参両選挙での惨敗は目に見えている。
ここは耐え難きを耐え、いまだ国民的人気の衰えない小泉体制をささえようというのが青木のハラだろう。
"構造矛盾"に陥った民主党の起死回生
そこに降って沸いたのが、「民主・自由」の合併発表である。
今秋におこなわれる衆院選で政権交代を実現するため野党勢力を集結しようというわけだが、これをただの野合とみるべきではないだろう。
たしかに衰えをみせない小泉人気の前に民主・自由とも危機感をつのらせ、なりふり構わぬ共闘に走った面もなきにしもあらずだが、民主・自由両党の合併によってようやく自民・保守・公明の連立政権に対抗しうる勢力が誕生したのも事実なのだ。
ジリ貧の自由党では小沢の個性を生かしきれず、民主党も菅・鳩山の二枚看板が裏目にでて焦点の合った政策ビジョンがいっこうに明らかにならない。
有事法に人権をくっつけるような市民運動家タイプの菅と憲法改正をぶち上げる鳩山では、民主党支持の有権者は戸惑うばかりである。
反自民の票だけかき集めても政権政党への脱皮はできないが、両党が合流すれば1+1が2ではなく、3にも4にもなるのが、今回の合併の面白さだ。
民主党にはいまだ"保革対立"構造が残っている。
同党は、旧社会党系の横路グループと自民党・旧民主党系の保守グループが同床異夢のしょせん選挙のための寄合所帯である。
菅と鳩山、保守系と革新系の"四つ割り"状態では集票力もおのずと限界があるが、それ以上に深刻なのは、この寄せ集めの「四元体制」では力が分散されて身動きがとれないことだ。
小沢の前では影が薄い横路グループと旧社会党系
そこに今回の合併の真髄がある。
小沢一郎というカリスマを戴くことによって党の性格を万年野党から政権担当政党へ脱皮させることができるのだ。
全共闘クズレや旧社会党ら左派のおさえこみも小沢ならできそうだ。
横路ら旧社会党グループが小沢を疎んじるのは、いまなお社会主義をひきずる左派にとって小沢はイデオロギー上の敵のみならず、惰眠の夢を破る閻魔大王のようなものだからだ。
これまで連中は民主党という選挙に有利な母船にのって執行部を批判してさえいれば、議員バッジとイデオロギー上の自己満足の両方を手にいれることができた。
だがこれからは党内最大派閥になる小沢グループからのしめつけが強くなり、かれらも無責任な野党風を吹かしてばかりではいられなくなる。
場合によっては離党騒ぎもおきようが、そうなれば自殺も同然である。
セクハラ共産党、秘書給与疑惑の社民党は、今後、反日主義的マルキストの政党へ転落していくだろうが、まして横路新党などだれも歯牙にもかけない。
小沢の最大の眼目は「二大政党体制」の構築
今回の民主・自由の合併をマスコミや論壇は批判する。
「小沢は理念や政策をどこかに置き忘れたのか」「政策重視の小沢が政策協議もやらずに合併するのは野合だ」「選挙目当てだ」というのだが小沢はこれにたいして昂然とこう言い放つ。
「政権を勝ち取る以外に政策を実現させる方法はない」
小沢は政治理念より「二大政党論」を優先させる政治家だ。
政権交代が可能な二大政党ががっぷり四つに組んだとき、はじめて空疎なイデオロギー論を離れた論議が可能になる。
与党の足をひっぱることしか頭にない野党、数にモノをいわせるだけの与党では国益を前提にした議論が成立しにくい。
小沢は、理念や政策の前に「二大政党」体制を構築するために自由党解党というリスクを冒して民主党に合流したのである。
理念や政策はそのあと、というわけである。
だが、小沢はその理想をはたして民主党になかで実現できるだろうか。
すぐにはムリだとしても小沢が菅や鳩山に代わる「民主党の顔」になるのは時間の問題といっていい。
民主党には小沢に代わる骨太の人材はいない。
菅が小沢のカリスマ性を買った理由がそこにある。
小沢も、案外、民主党員としっくりいくのではないか。
新進党からの離党でシコリを残した羽田牧らの長老、あるいは石井一など分党騒ぎで疎遠になった多くの旧盟友とのヨリも戻り、党内人事も強固だ。
くわえて小沢は党の代表や役職などの小さい権力を欲しがらない。
二大政党体制構築→政権奪取の一兵卒として一身を擲つハラもできている。
若手にあたえる西村慎吾の影響も小さくない。
全共闘世代がそのまま大人になったような民主党のなかにあって小沢ら自由党闘士の荒武者ぶりが際立ってこないわけはない。
自民党にもいる獅子身中の虫
民主党が政権担当政党に脱皮できないのは党内に"党内野党"というべき深い溝を抱えているからだが、これは自民党にも同じことだ。
公明党や抵抗勢力に力を殺がれているいまの自民党にだって政権を担う資格などありはしない。
小泉首相にとって野中一派は、民主党以上の政敵、いわば獅子身中の虫である。
小泉首相自身、自民党内では異質の社民主義者だが、野中は反日主義者に近い。
自民党に籍をおいていることじたい摩訶不思議なのだが、そんな怪しげな人物が保守本流をもって任じる橋本派の中枢にいるため、話はややこしくなってくる。
総裁選で関係がこじれると、党内野党どころか野中一派は"家庭内別居"状態を余儀なくなれるだろう。
獅子身中の虫は公明党についてもいえよう。
池田大作の命令で与党にとどまっているものの、党の理念からいえば、あるいはこれまでの行動様式をみると、自民党と手を結んでいることじたい、すでに異様なのだ。
自民党と公明党の"接着剤"の役割をはたしている野中が機能不全になると、自民党主流派と公明党の関係は決定的にギクシャクしてくる。
そこに小泉が民主党にエールを送り、鳩山がすばやく呼応した機微があった。
小泉も鳩山も、党内野党と悪戦苦闘するより、二大政党によるパーシャル連合で重要法案をとおしたほうがよほど国益にかなっているとわかっているのである。
交代かパーシャル連合か
もっともパーシャル連合は多分に幻想である。
選挙という生きるか死ぬかの修羅場をくぐってきた二大政党がそう簡単に手を結べるわけはない。
アメリカの民主党・共和党をみてわかるとおり、「選挙の敵は政治の敵」となるのが議会民主主義なのである。
げんに自民党は、選挙区で助けてもらう公明党とは二人三脚だが、本質的には相違のない自由党とは政策協定をおこなうことができない。
こうして日本の政治は――選挙を根とした迎合と反目がいりまじった徒花の乱れ咲きとなった。
弱者にカネをばらまく"現世利益"法はすぐに実現するが、憲法改正やスパイ法などの国家の根幹にふれる重大法案は議論の対象にさえならない。
政党政治が選挙のご都合主義に陥って本来の機能をはたしていないのだ。
だが、自民・新生民主の二大政党体制が実現すれば、両党は党内異分子に足をひっぱられることはなく、重要法案を次々と俎上にのせることができる。
目の前の政権担当という緊張感が政治的サボタージュをゆるさないのだ。
両党の"ボス交渉(=パーシャル連合)"が可能になるのはそんな局面においてだろう。
できるか挙国一致体制
二大政党体制が確立されると自民党から野中一派、民主党から旧社会党系が浮くがそんなものはノイズレベル(騒音)でしかない。
自民党の野中一派(北朝鮮・中国派・自虐史観派)や民主左派(横路グループ、旧社会党一派)、社民党、共産党、公明党の五野党はまちがっても一緒になることはない。
反日主義者の代弁者としてせいぜい"ガス抜き"をしていればいいのであって二大政党体制をゆるがす勢力にはならない。
自民・民主主流派で憲法改正や自衛隊の国軍昇格、税法、教育基本法、刑法の見直しなどが着々とすすめば、国民の政治意思はかなり高い確率で国政に反映される。
むろんの自民・民主の"挙国一致"体制は理想論だ。
当面、両党は政権を奪取するため死に物狂いの抗争を展開することになる。
当面の焦点は十一月の衆院選だが、小泉首相は、九月二十日の自民党総裁選の再選を前提にただちに内閣改造、党役員人事を断行し、十月十日に衆院解散、十一月九日に衆院選を実施するという。
竹中との"心中"をきらって小沢総理大臣の誕生か
衆院選で"政変"が実現するか否か、新生民主党の躍進いかんということになるが、経済界には小沢への期待が大きい。
というのも、小泉が竹中経済財政・金融相の留任に執拗だからだ。
有権者も財界も、竹中の米資導入による金融改革論に胡散臭いものを感じている。
金融再生という創造のための破壊が、米資(IMF)導入の方便だととっくに底が割れているからだ。
小泉はホワイトハウスの「竹中を支持する」というコメントを過大評価して「改革のシンボル」ともちあげるが、そのスタンスが変わらないかぎり、新生民主党の大逆転が十分ありうる。
竹中留任――それが小泉の致命傷になる可能性が高い。
自民党総裁選で亀井静香が勝てば事情は変わるかもしれないが、亀井では衆・参選挙とも小沢・菅・鳩山に勝つのは難しいだろう。
竹中を切って小泉再選が秋に選挙を戦う自民党にとってベストだが、頑固な小泉にはその気はない。
有権者が「日本の金融経済をいちどぶっつぶしてからやり直し」という竹中理論につきあいきれないと感じたとき、日本に突如として「小沢総理大臣」が誕生するかもしれない。
http://homepage3.nifty.com/globaleye/starthp/subpage01.html
私は、「政治」ってよく分かりません。
破産板で質問したのですが、何百人も見ていて誰も答えてくれません。残念。
雑談板。ここなら誰か教えて(解説)くれるかな?
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ひとつ聞きたいのですが(皆さんに)
http://www.asyura.com/0306/hasan28/msg/524.html
投稿者 エンセン 日時 2003 年 8 月 20 日 05:33:10:ieVyGVASbNhvI
ちょっと、不思議に思う事があるのですが、小泉純一郎はどうして首相をやりたがるのですか?
これを考えると非常に悩んでしまいます。
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くだらない質問に見えるのかもしれませんが、前から思っていた疑問なんです。
誰か分かりやすく解説してくれないかなあ。