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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030905-00000006-yom-soci
札幌刑務所など北海道内の矯正施設で北海道大などの医師が名義貸しを行っていた問題で、全国の矯正施設内の医療機関で常勤として報酬を受けている医師の84%にあたる184人が、週1―4日しか勤務しない「名義貸し」だったことが5日、法務省の調査でわかった。
厚生労働省は「事実なら明らかな名義貸しで好ましくない」とし、全国の自治体を通じて調査する方針。
法務省矯正局によると、医療法で医師の配置が義務づけられている矯正施設は計160か所で、219人(3月現在)の医師が常勤として雇用されている。常勤医師は、国家公務員法で週40時間の勤務が定められている。
ところがこのうち、施設内で週5日勤務していたのは、全体の16%にあたる35人だけで、残る184人は、常勤の勤務時間を満たしていなかった。最も多い151人が週3日しか診療せず、1日だけの医師も5人いた。2日が16人、4日が12人だった。
こうした実態について、矯正局は「医療技術、能力の維持と向上の必要性があり、(医局で)研修させている」とする一方、「違法とは考えていないが、勤務と研修の比率は問題があり、今後検討しなければならない課題」としている。
これに対し、厚労省は「時折、学会で出張するなど施設を離れる程度なら問題ないが、恒常的に施設外で勤務していることを常勤扱いにするのは好ましくない」としている。
名義貸しを巡っては、北海道大などの医局に所属する医師ら401人が、医師不足に悩む医療機関に名義を貸して報酬などを受けていたことが問題化。さらに、札幌刑務所など11の矯正施設でも、非常勤を常勤として厚遇する名義貸しが行われていたことが分かっており、いずれも医師不足が背景にあるとみられる。(読売新聞)
[9月5日18時38分更新]