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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030903-00001045-mai-int
【ワシントン斗ケ沢秀俊】重症急性呼吸器症候群(SARS)が今秋、再流行する恐れがあると警告する報告書を、ホワイトハウスの米国家情報会議がまとめ、米中央情報局(CIA)に提出した。
同会議は「SARSはインフルエンザやマラリア、エイズなどの感染症と比べて感染者、死者数は少ないが、メディアの関心が高く、経済的・政治的影響が大きい」との理由から、安全保障上の問題として分析した。
報告書は流行のシナリオとして、公衆衛生の整備が遅れている国での流行、アジア各国やカナダなど今年流行した国での流行、日本や欧米を含む世界的な流行ーーの三つを挙げた。「世界的な流行になった場合、経済に多大な打撃を与える可能性がある」と指摘し、国際協力による検査体制の充実、各国政府の適切な対応が流行防止に重要だと述べている。(毎日新聞)
[9月3日12時25分更新]