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http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030902k0000m040036001c.html
医療事故防止のため、病院内に設置が義務付けられている「安全管理委員会」の約半数は実質的に機能していないことが、日本医療労働組合連合会(医労連、組合員17万2000人)が1日に公表した看護師らに対する実態調査で分かった。安全のために人員を増やした病院も1割に満たず、いまだに事故防止対策が十分行われていない状況が浮き彫りになった。
医労連が2〜3月、同組合のある296病院に調査。「(安全管理委員会が)機能し、出される対策が職場に生かされている」50.9%▽「マニュアルや対策は出されるが、職場に生かされていない」30.1%▽「事故・ニアミスの事例収集はされているが、対策は出されていない」13.8%▽「あまり開催されていない」3.8%――だった。
事故に至らなかった「ヒヤリハット」やインシデント事例は9割以上の病院で報告体制ができていたが、事故防止に有効活用されていると回答したのは43.7%。残りは「対策が出されるが、有効でない」「事例が公開される程度」などが占めた。 安全のため人員を増やした病院は9.3%にとどまり、「全く変化ない」「欠員も改善されていない」が計86.3%。「無理な勤務になっている」「かなりなっている」との回答も計87%に上った。【須山勉】
[毎日新聞9月1日] ( 2003-09-01-18:58 )