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ペプシコ スナックを発売
ウォルマート 専門売り場新設
【ニューヨーク=鈴木哲也】米国の有力企業が、相次ぎ有機食品の販売強化に乗り出した。消費者の健康志向の高まりで市場が急拡大しているためで、飲料・食品大手ペプシコは有機スナック菓子を発売した。年間百億ドル(約一兆二千億円)超に膨らんだとみられる市場に着目し、世界最大の小売業であるウォルマート・ストアーズなども販売に力を入れ始めた。
ペプシコは菓子部門のフリト・レイを通じて、同社初の有機スナック菓子を発売した。スナック菓子の主力ブランド「トスティートス」に、有機栽培のトウモロコシなどを使った商品を加えた。
新商品は米農務省が定めた有機食品の表示基準を満たしている。フリト・レイは肥満防止に向け、脂肪が多すぎる商品をなくす方向。有機菓子と合わせて消費者に健康イメージを訴える。
食品大手のハインツは有機ケチャップの販売に力を入れている。カリフォルニア州の自社農場で有機栽培したトマトなどを使っている。同社は「香辛料や調味料の分野でも急速に有機商品が増えている」としており、有機を売り物にシェアを維持する構えだ。
小売りでは有機食品など自然志向食品の販売最大手、ホール・フーズ・マーケットが業績を伸ばしている。四―六月期の売上高は前年同期比一五%増の七億四千九百万ドル、純利益は三〇%増の二千八百万ドルだった。
有機栽培の生鮮食品などが健康を重視する消費者に評価され、既存店売上高が八%増えた。五月末の店舗数は約百四十だが、二〇〇四年から出店を加速する計画だ。
大手小売りも動き始めた。ウォルマートは地盤のアーカンソー州で運営している食品スーパーなどに、有機食品など自然志向食品を扱う売り場を併設した。大手食品スーパーのクローガーも、PB(プライベートブランド=自主企画)商品で有機食品の取り扱いを強化している。