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三重県多度町RDF事故関連
http://asyura.com/0306/health5/msg/442.html
ツリー12件の続き。
このニュースを追っかけている意図
1.最初の出火原因が良くわからない。(今だ最大の謎)
2.消火活動に際し、県と業者が互いに「向こうが良く知っていると思った」
と責任転嫁している原因がわからない(県と業者の契約に問題があった事が発覚)。
3.人災の可能性の有無(現時点ではきわめてその可能性が高い)。
事故の原因とは別に気になること
(かつ、そういうつながりであって欲しくはないが、
繋がっていないか懸念していること)
4.最初の出火の直後にNYで大停電が起きている。(本当に偶然?事件性は?)
―消防士が巻き込まれて亡くなったのは、停電事件の収束が言われた頃と一致。
5.RDFが危険であるという「心理操作」は???
6.前三重県知事の北川氏だったこととの関連は(野呂氏はかわったところ)?
7.この事件で得をするのは誰か?
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20030821/mng_____sya_____005.shtml
2003/08/21
三重県企業庁、発熱の危険性認識か
今年1月のRDF野積み実験で
三重県多度町の「三重ごみ固形燃料(RDF)発電所」で三人が死傷した爆発事故で、同発電所を運営する同県企業庁が今年一月、軟らかくて形状が崩れやすい不良RDFを山積みして実験を行い、RDFの発熱を確認していたことが関係者の話で分かった。企業庁は、不良RDFを貯蔵サイロ(タンク)内で保管した場合に異常発熱する危険性を早くから知っていた可能性が高い。消火活動した桑名市消防本部などに、企業庁から十分な情報が伝えられないまま、三人が死傷した爆発につながった責任が問われそうだ。
RDFは、生ごみやプラスチックなどを粉砕して乾燥させ、石灰を混ぜて固めたクレヨン大の燃料。
同発電所では、昨年十二月一日に稼働した直後の同二十三日、RDFの貯蔵サイロ下部でRDFが蒸し焼きになるトラブルがあった。関係者の話によると、現場の状況から、企業庁は軟らかめのRDFが発酵により発熱する性質を察知し、一月九日に県内七カ所のRDF化(ごみの固形燃料化)施設の責任者を集め、形の崩れた不良RDFを示しながら「しっかりと固めて製造するように」と要請した。
さらに同庁は一月下旬、不良RDFをトラックで発電施設内に持ち込み、敷地内に高さ二メートルほどに野積みする実験を行った。三日後、職員がRDFの温度を測り、六〇度以上に上昇したことを確認したという。企業庁は二月中旬、RDF化施設責任者の会合を再び開き、注意を促して良品製造への協力を求めた。
企業庁の関係者は「会合後、硬めのRDFが増え、安心しきっていたが、すべてのRDFをチェックするのには限界がある」と話した。一方、桑名市消防本部は「爆発事故前にRDFの発酵・発熱の性質を知らされていなかった」としている。
◆サイロ内250度 依然燃焼続く
三重ごみ固形燃料発電所の爆発事故で、県警と桑名署は二十日、実況見分したが、爆発の起きた貯蔵サイロ内は高温のため近づけず、原因究明には至っていない。
この日は、警察官約六十人が、発電所施設周辺の鑑識活動を行い、県企業庁や消防などから事情を聴いた。二十一日も同じ態勢で見分する。
現場調査した総務省消防庁や県などは、県の防災ヘリコプターから、サイロ内を赤外線カメラで撮影。内部の温度は二十日午後現在、約二五〇度と測定された。消防庁の吉武小二郎課長補佐は「サイロ内では依然、燃焼が続いている。近づくのは危険で、内部に直接、大量の水を投入できない。鎮火の見通しは立っていない」と話した。
一方、桑名市消防本部は二十日午前から、サイロ下部の外壁に、一分間に五百−六百リットル放水し、冷却作業を続けている。
◆野呂三重県知事「県に重大な責任」
三重県企業庁のごみ固形燃料発電所の爆発事故について、野呂昭彦知事は二十日の記者会見で「設置者の県の責任は重大。逃れられるものではない」と述べ、「反省の上に、信頼回復に全力で取り組む」との強い決意をみせた。
総体的な責任は重大との認識を表明したものだが、消火方法の選択判断など個別責任については「事故原因の調査や検討が進み、明らかになった時点で判断したい」と明確な姿勢は避けた。
作業員四人がやけどなどを負った今月十四日の爆発以後、再び大きな爆発事故で死傷者を出したことについて、「(十四日の事故以降の)危機管理体制が適切ではなかった」と、県企業庁の対応が十分ではなかったとの認識も示した。
2003/08/21
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20030821/mng_____sya_____005.shtml
三重県企業庁、発熱の危険性認識か
今年1月のRDF野積み実験で
三重県多度町の「三重ごみ固形燃料(RDF)発電所」で三人が死傷した爆発事故で、同発電所を運営する同県企業庁が今年一月、軟らかくて形状が崩れやすい不良RDFを山積みして実験を行い、RDFの発熱を確認していたことが関係者の話で分かった。企業庁は、不良RDFを貯蔵サイロ(タンク)内で保管した場合に異常発熱する危険性を早くから知っていた可能性が高い。消火活動した桑名市消防本部などに、企業庁から十分な情報が伝えられないまま、三人が死傷した爆発につながった責任が問われそうだ。
RDFは、生ごみやプラスチックなどを粉砕して乾燥させ、石灰を混ぜて固めたクレヨン大の燃料。
同発電所では、昨年十二月一日に稼働した直後の同二十三日、RDFの貯蔵サイロ下部でRDFが蒸し焼きになるトラブルがあった。関係者の話によると、現場の状況から、企業庁は軟らかめのRDFが発酵により発熱する性質を察知し、一月九日に県内七カ所のRDF化(ごみの固形燃料化)施設の責任者を集め、形の崩れた不良RDFを示しながら「しっかりと固めて製造するように」と要請した。
さらに同庁は一月下旬、不良RDFをトラックで発電施設内に持ち込み、敷地内に高さ二メートルほどに野積みする実験を行った。三日後、職員がRDFの温度を測り、六〇度以上に上昇したことを確認したという。企業庁は二月中旬、RDF化施設責任者の会合を再び開き、注意を促して良品製造への協力を求めた。
企業庁の関係者は「会合後、硬めのRDFが増え、安心しきっていたが、すべてのRDFをチェックするのには限界がある」と話した。一方、桑名市消防本部は「爆発事故前にRDFの発酵・発熱の性質を知らされていなかった」としている。
◆サイロ内250度 依然燃焼続く
三重ごみ固形燃料発電所の爆発事故で、県警と桑名署は二十日、実況見分したが、爆発の起きた貯蔵サイロ内は高温のため近づけず、原因究明には至っていない。
この日は、警察官約六十人が、発電所施設周辺の鑑識活動を行い、県企業庁や消防などから事情を聴いた。二十一日も同じ態勢で見分する。
現場調査した総務省消防庁や県などは、県の防災ヘリコプターから、サイロ内を赤外線カメラで撮影。内部の温度は二十日午後現在、約二五〇度と測定された。消防庁の吉武小二郎課長補佐は「サイロ内では依然、燃焼が続いている。近づくのは危険で、内部に直接、大量の水を投入できない。鎮火の見通しは立っていない」と話した。
一方、桑名市消防本部は二十日午前から、サイロ下部の外壁に、一分間に五百−六百リットル放水し、冷却作業を続けている。
◆野呂三重県知事「県に重大な責任」
三重県企業庁のごみ固形燃料発電所の爆発事故について、野呂昭彦知事は二十日の記者会見で「設置者の県の責任は重大。逃れられるものではない」と述べ、「反省の上に、信頼回復に全力で取り組む」との強い決意をみせた。
総体的な責任は重大との認識を表明したものだが、消火方法の選択判断など個別責任については「事故原因の調査や検討が進み、明らかになった時点で判断したい」と明確な姿勢は避けた。
作業員四人がやけどなどを負った今月十四日の爆発以後、再び大きな爆発事故で死傷者を出したことについて、「(十四日の事故以降の)危機管理体制が適切ではなかった」と、県企業庁の対応が十分ではなかったとの認識も示した。
2003/08/21
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20030821/eve_____sya_____012.shtml
煙が爆発の予兆?
ごみ発電爆発事故 放水のきっかけに
三重県多度町で十四日に四人が負傷、十九日に三人が死傷した三重ごみ固形燃料(RDF)発電所の連続爆発事故で、再爆発前日の十八日に、貯蔵サイロ上部の通風口からガスを含んだ煙が上がっているのを関係者が確認、ホースで注水するための点検口を開放するきっかけとなったことが分かった。煙が出た通風口のフィルターは、最初の爆発の直前に目詰まりし、最初の爆発の原因になった可能性もあり、県企業庁などで詳細を調べている。
発電所の管理を委託された富士電機(本社東京)の現場責任者によると、サイロの異常発熱が始まっていた今月十二日ごろ、通風口から煙の流出が止まった。通風口に取り付けられた活性炭フィルターが目詰まりしたとみられる。
その二日後に発生した最初の爆発は、RDFの発酵によるガスがサイロ内部に充満し、一気に爆発した可能性も指摘され、県企業庁などで調査を進めている。通風口はその後も目詰まり状態だったが、十六日ごろから再び煙が出ているのを富士電機が確認した。
関係者は、煙が再び出るようになった理由が分からぬまま「サイロ内のガスが外部へ流れ始めた」と判断。十八日午前、富士電機の現場責任者が桑名市消防本部に「上部の点検口を開けるチャンス」と説明した。これを受ける形で消防は同日午後二時五十分ごろ点検口を開け、ホースでサイロ内部への放水を始めた。
この判断について、消防側は「点検口開放による異常はなかった」として上部からの放水を続けたが、十九日の再爆発で、サイロの頂上でこの放水作業をしていた消防士二人が巻き込まれ、死亡した。
◆飛散物質ダイオキシン含有も
三重県多度町力尾、三重ごみ固形燃料(RDF)発電所での爆発事故で、桑名署は前日に続き二十日も、六十人態勢で実況見分を行った。三重県は爆発で飛び散ったRDFの燃えかすにダイオキシン類などの有害物質が含まれている可能性もあるとして、発電所付近の環境調査も進めている。爆発があったRDF貯蔵サイロ内はくすぶった状態が続いており、時折、灰色の煙が吹き上がっている。桑名市消防本部では「小康状態が続いている」とし、放水は行っていない。県企業庁、富士電機、総務省消防庁の幹部を交え、朝から本格的な鎮火策の検討に入ったが、難航している。
2003/08/23
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20030823/mng_____sya_____002.shtml
あふれるごみ山積み
処理停止で三重ピンチ
市有地に野積みされた一般ごみ。少なくとも週明けまではこの状態=22日、三重県桑名市播磨奥新田で
三重県多度町の「三重ごみ固形燃料(RDF)発電所」の連続爆発事故で発電所が操業を停止し、収集した可燃ごみ(日量計三百六十六トン)を固形燃料にして発電所に搬入していた県内の二十六市町村が困り果てている。この事態に、四日市市や名古屋市などが二十二日、一部の受け入れを表明。県境も越えたネットワークが築かれようとしている。だが、明らかにされた受け入れ総量は日量計百四十トンで、まだ必要量の四割弱。ピンチは続く。
◆苦肉の野積み
桑名市など六市町の桑名広域清掃事業組合は二十二日、桑名市内の市有地に千二百平方メートル分のシートを並べ、可燃ごみの仮置きを開始。初日は百二十トンが積まれた。置き場は周囲に高さ五十センチ程度の土手を築いただけ。天井がないため、腐敗が進んで悪臭がひどくなる恐れもある。
桑名市は「苦肉の策。地元自治会に連絡した」と説明するが、約一キロ先の新興住宅地に住む主婦(60)は「初めて知った。きちんと保管してほしい」、別の主婦(33)は「ごみがどう処理されているのか知らず、(ごみ行政と)爆発とは関係ないと思っていた」と話す。
◆お隣さん協力
三重県は受け入れ先を必死に探した。その結果、桑名市に隣接する四日市市は同日、桑名広域清掃事業組合から、可燃ごみを一日四十トン受け入れることを決めた。受け入れは二十五日から当面二週間。その後は再協議する。四日市市によると、二十日に県から要請があり、市内の北部清掃工場で処理する。通常は二炉運転だが、三炉運転で対応する。県内では他に六自治体が受け入れを検討中という。
◆愛知など受け入れへ それでも必要量4割
愛知県も隣県の窮状に腰を上げ、二十二日、南陽工場(名古屋市港区)と海部津島環境事務組合八穂クリーンセンター(愛知県弥富町)の二施設で、二十五日から十月末まで、一日計約百トンを処理する方針を明らかにした。
◆RDFは?
事故でイメージを落としたRDF。ごみ受け入れを表明したお隣さんたちも、RDFに加工する前のごみに限定して受け入れる。
滋賀県では県の調査に、ある行政機関から「RDFであれば、受け入れを検討する余地がある」との返答があった。「一般ごみよりは住民の印象が悪くない」との理由というが、結果はいかに−。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20030824/mng_____sya_____003.shtml
2003/08/24
なお完全鎮火せず
三重・ごみ発電所
二度の爆発で七人が死傷した三重県多度町力尾の三重ごみ固形燃料(RDF)発電所で、県の現地災害対策本部は二十三日、RDF貯蔵サイロ上部から三回にわたり、RDFに直接放水を行った。表面は常温に戻ったが完全鎮火には至らず、二十四日も放水を継続。RDF取り出し作業は二十五日以降にずれ込む。
同県桑名市や津市、名古屋市などの消防車両二十二台による計七十五分間の放水量は、四百五十トン。サイロ下部から茶褐色の水が流出し、ほぼ全体に水が行き渡ったとみられる。
総務省消防庁によると、二十三日早朝にはサイロの表面温度は約百度の部分もあったが、放水後は三十五度程度に低下。しかし微量の水蒸気か白煙が上がり、下部では燃焼が続いている。
消防庁の村上研一参事官は「RDFを取り出さない限り、鎮火の確認は不可能だが、水蒸気爆発、サイロ倒壊の可能性は限りなく低くなった」と話した。
RDFは、先端にショベルのようなものを付け、放水銃二基も設けた高さ三十五メートルのクレーン車で取り出し、水を張った貯槽に落として完全消火させる。ただ、四百トンのRDFは放水で膨張しているとみられ、作業終了の見通しは不明。焼却処分する予定だが、受け入れ先と貯蔵方法も今後の課題となる。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20030826/mng_____sya_____004.shtml
2003/08/26
ごみ発電所、不完全のまま稼働
富士電機から三重県企業庁に施設引き渡しなし
三重県の野呂昭彦知事は二十五日の臨時県議会で、七人死傷の連続爆発事故を起こした同県多度町の三重ごみ固形燃料(RDF)発電所について「安定した運転ができない」として、県企業庁が現在も委託先の富士電機(東京都)から施設引き渡しを受けていないことを明らかにした。県は不十分な施設と認識しつつ、運転を続けて大惨事を招いたことになり、事故で明るみに出た無責任ぶりが、契約上でも裏付けられた格好だ。
富士電機が建設した発電所は、昨年十一月末に完成。十二月の正式稼働までの試運転期間が一週間ほどしかなく、トラブルも発生したため、県企業庁は受け取りを拒んだ。完成報告書は今も未提出で、施設は富士電機の所有としながらも、RDFの処理を任せる委託契約を結んだという。
年度末の三月の引き渡しを目指したが、その後もRDFの発熱や発電タービンの損傷といったトラブルが頻発。県企業庁は「不完全な施設を引き取るわけにはいかない」と再度、受け取りを拒否。
予算は事故繰り越し手続きが取られ、現在も「工期」の状態で発電施設の完了検査が実施されず、調整費や人件費など一億三千五百六十六万円の支払いがストップしているという。
県企業庁は「施設には問題があり、そのまま引き取ると責任が生じる。受け取りを先延ばして、運転状況を観察していた」と説明。一方で「稼働させないと、二十六市町村のRDF化施設で製造されるRDFが処理できなくなる。施設引き渡しはされていないが、処理してもらうという特殊な契約になっている」と釈明する。責任を巧妙に回避し稼働にこだわった企業庁の姑息(こそく)な手法に、あらためて強い批判が集まりそうだ。