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http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030826k0000m040080002c.html
東北電力は25日、水素の異常燃焼が原因とみられる小口径配管の亀裂や変形などのトラブルが、92〜98年の間に女川原発1号機(宮城県、沸騰水型)で計3件起きていたと発表した。原子炉の自動停止につながった1件を除いて国に報告していなかった。同社は「報告義務はなく、安全性にも影響はなかった」としているが、経済産業省原子力安全・保安院は「信頼を確保するために、公表した方がよかった」と話している。
トラブルはいずれも、圧力計などにつながる計測用配管(7〜25ミリ)で発生した。同様のトラブルは東京電力が21日、93〜97年に原発6基で8件起きたと発表した。これを受け東北電力も過去のトラブルを調べていた。
一方、原子力安全委員会(松浦祥次郎委員長)は25日、東電のトラブル報告が遅れたことについて、保安院や東電から事情を聴くことを決めた。
【加藤潔】
[毎日新聞8月25日] ( 2003-08-25-23:20 )