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人間の皮膚の細胞とウサギの卵子を融合させて、人間とウサギのあいの子の胚をつくることに成功した、と中国の科学者が、雑誌「細胞研究」(Cell Research )最新号で発表した。
人間の体細胞と動物の卵子を、クローン技術で合体させたのは、これが初めてのこと。人間の幹細胞を大量につくるための一つの道が見えてきた、とこの研究成果を専門家は非常に注目している。
研究を行ったのは、上海第二医科大学の研究チームで、2人の5歳の男子と成人男性の陰茎の包皮と、60歳の女性の顔から採取した組織から細胞を取り出し、人間の皮膚の細胞として使った。
一方、ウサギから卵子を取り出し、細胞核を抜き取った。こうして、人間の皮膚の細胞とウサギの卵子を融合させたものを培養基で育て、約400個のハイブリッド胚ができた。
通常、人間の幹細胞を増やすために、人間の卵子を取り出すのは簡単ではなく、費用も日数もかかり、女性に痛い思いをさせる。そこで動物の卵子を利用して、人間の幹細胞を増やす方法の開発に多くの研究者が取り組んきた。
ハイブリッド胚はその一つの解決法だ。ただし、動物と人間のハイブリッド胚に入っているDNAは、大部分は人間のDNAだが、少数の動物のDNAが混在している。この両者が胚のなかで、どう競合するかが問題として残されている。