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http://news.msn.co.jp/newsarticle.armx?id=561352
【パリ14日】英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルの8月16日号によると、妊娠中に一部の市販の鎮痛剤を服用すると、流産のリスクが大幅に高まる恐れがあるという。カイザー財団研究所(米カリフォルニア州オークランド)の研究者チームが1000人余りの女性を対象に行った調査の結果、明らかになった。
調査結果によると、イブプロフェン、アスピリン、その他の非ステロイド抗炎症薬(NSAID)を服用した女性はそうでない女性と比べると、流産のリスクが80%高いという。とりわけ、受胎前後の服用や、1週間以上の連続服用の場合は、リスクが高かった。
具体的にみると、アスピリンを服用した場合は、流産のリスクが60%増えた。しかしパラセタモールを服用しても、何ら問題はなかったという。
NSAIDもパラセタモールも、ホルモン物資のプロスタグランジンの生成を抑制するという点では変わりがない。プロスタグランジンは胎児が子宮に着床するのに必要な脂肪酸。NSAIDが体全体に作用するのに対し、パラセタモールは中枢神経系にのみ働き掛けるため、流産のリスクがないのではないか、と研究者チームは説明している。
同チームは、「今後もまだ研究が必要だが、安全のために、妊娠を計画している女性は受胎前後にNSAIDを服用しないことが望ましい」と助言している。 〔AFP=時事〕