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夜尿症(おねしょ)をする子どもは呼吸に問題があるとして、簡単な装具を口の中に入れて呼吸を楽にする方法でおねしょが治った、と英科学誌「ニューサイエンティスト」が7月30日、報じた。
スウェーデンとイギリスで行われた研究。おねしょをする子どもは、口蓋(口の中の上の壁)の奥の方が狭くなっていて、呼吸がしにくく、その結果として腹部に圧力がかかって、尿意をもよおすという。
そこで、睡眠中に呼吸をしやすくしたらどうかが試みられた。スウェーデンとイギリスで、それぞれ10人の夜尿症の子どもに、歯科医が使うような簡単な装具を口に入れて、口蓋の奥を広げて、空気の通りを良くして、1カ月間寝かせてみた。
その結果、スウェーデンでは10人中7人が、イギリスでは10人全員が、おねしょをしなかったという。