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(回答先: 市販の豚肝臓からE型肝炎ウイルスの遺伝子検出 (朝日新聞) 投稿者 シジミ 日時 2003 年 8 月 09 日 10:21:03)
http://www.asahi.com/science/update/0801/002.html
国内の野生ジカを刺し身で食べ、4人がE型肝炎になったことがわかり、東芝病院(東京都品川区)の三代俊治・研究部長らが英医学誌ランセットの最新号に発表した。E型肝炎は動物から感染する可能性が指摘されていたが、これまで直接的な証拠がなかった。三代さんは「E型肝炎が人獣共通感染症であることがはっきりした。シカ肉を生で食べるとE型肝炎に感染する危険性がある」と警告している。
E型肝炎に感染したのは兵庫県内の2家族の4人。今年4月にまず、44歳の男性が発熱やだるさの症状がでて、急性肝炎と診断された。さらに男性の父親(69)と弟(42)、友人の男性(61)も同様の発症をした。4人の血清検査ではA型、B型、C型のどの肝炎ウイルスも陰性だったが、E型肝炎ウイルス(HEV)に対する抗体が陽性で、HEVの遺伝子も検出され、E型肝炎と診断された。
4人は発病の6〜7週間前、2頭の野生のニホンジカの肉を3回にわたって刺し身で食べていた。冷凍保存されていたシカ肉のうち一頭分から患者とほぼ同じHEVの遺伝子が検出され、この肉が感染源とわかった。
これまでブタやウシ、ヤギ、ネズミなどからウイルスや感染歴を示す抗体が見つかっているが、今回のように動物から人に感染する証拠は見つかっていなかった。野生のシカは、山間部の料理店などで刺し身として提供されることがある。
E型肝炎はB型やC型と違って慢性化しないが、妊婦がかかると死亡率が高いとされる。今回、野生のシカの生食で感染することがわかったことで、三代さんは「E型肝炎を人獣共通感染症としてとらえ、シカだけでなく、イノシシなどほかの野生動物の感染の実態を調べる必要がある」としている。
(08/01 10:39)