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http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20030809k0000m010076000c.html
厚生労働省が8日まとめた02年度の医療費動向調査によると、医療保険と公費から支払われた概算医療費は、診療報酬のマイナス改定などが影響し、過去最高だった前年度より0.7%減少して30兆2000億円となった。概算医療費が減少したのは老人医療費の一部が介護保険に移った00年度以来2度目。1人当たりの医療費も前年度比0.9%減の23万7000円となっている。
制度別ではサラリーマンらの加入する被用者保険は9兆4000億円で前年度比2.8%減、国民健康保険は7兆7000億円で同0.2%減。老人保健制度など70歳以上の高齢者は11兆7000億円で同0.3%増だった。高齢者の医療費は01年度に5.5%伸びているが、02年度は10月に一部負担を引き上げたため、ほぼ横ばいにとどまったとみられる。
1人当たりの医療費は被用者保険が前年度比1.2%減の12万8000円、国保が同2.3%減の20万9000円、高齢者は同3.6%減の73万1000円だった。医療費動向調査に労災保険の医療費や柔道整復師の治療費などを加えたものが国民医療費として1年後にまとめられる。
[毎日新聞8月8日] ( 2003-08-08-21:54 )