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http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=1/mdps/260480
睡眠時無呼吸症候群では、高血圧症や糖尿病などが合併することが報告されているが、中等症以上の睡眠時無呼吸症候群の男性患者では、20代でも約80%と極めて高率に勃起障害(ED)が発生していることが明らかになった。CPAPによる原疾患の治療により、約4割の患者でEDの改善が見られたという。8月1日の一般口演「睡眠時呼吸障害-2」で、沖縄県浦添市の名嘉村クリニック院長の名嘉村博氏が報告した。
名嘉村氏らは、2001年2月から2003年1月の間に週や睡眠ポリグラフ検査(PSG)検査を受け、無呼吸低呼吸指数(AHI)が20以上と診断された24〜81歳の睡眠時無呼吸症候群の男性患者216人に対し、自己記入式の標準問診表である国際勃起機能スコア(IIEF5)を用いて、EDの重症度を測定した。
その結果、20代でも6割が完全型ED(IIEF5スコア=0〜18)、2割が不完全型ED(IIEF5スコア=19〜21)で、実に8割がEDを合併していることが判明した。30代では20代に比べてわずかにED罹患率が低いが、40代以降は高年齢になるほどEDの割合が増え、70代以上では全員が完全型EDだった。全体では、56%が完全型、25%が不完全型EDで、8割に障害が見られた。
CPAPによる睡眠時無呼吸症治療を3カ月以上継続した患者63人に対して、再度IIEF5によるEDの調査を実施したところ、42%の患者でED症状が改善した。ただし、37%は症状が不変、21%ではむしろEDが悪化したという。悪化が見られた原因について名嘉村氏は、「原因は不明だが降圧剤などの薬剤の影響が考えられる」としている。(中沢真也)