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関東甲信地方で2日、ようやく梅雨が明けた。
気象庁は午前10時30分、「梅雨明けしたとみられる」と発表した。平年並みの7月20日に明けた昨年と比べて13日遅れ。入梅した6月10日から54日目となった。関東甲信地方の梅雨明けが8月にずれ込んだのは、気象庁が発表を始めた1951年以来3度目。82年の8月4日に次いで、98年の8月2日と並ぶ2番目の遅さとなった。残るは東北地方だけだが、仙台管区気象台は「気温があまり上がっておらず、引き続き検討中」としている。
◆予報官、悩み抜いて決断◆
「今日、出しましょう」
2日午前10時過ぎ、東京・大手町の気象庁。梅雨明けをいつにするかを決める高杉年且・予報官が、窓からの強い日差しを確認しながら、こう言った。
関東甲信地方の梅雨明けをいつ出すか――。7月22日に九州南部で梅雨明けが発表される数日前から、予報官らは毎日のように天気図をにらみ、空を見上げながら検討を重ねてきた。
気象庁の内規では、今年の立秋である8月8日を過ぎると、暦上は秋となるため、梅雨明けとしないことになっている。2日はリミットまであと6日だった。
「いつごろ、明けそうですか」「今年は、まだですか」
気象庁天気相談所には、7月20日過ぎから、農業関係者や海水浴やキャンプを楽しみにする子供らから、1日約50件もの問い合わせ電話がかかってきていた。そんな期待とは裏腹に、7月下旬になっても曇天と低温は続いた。
◇
「やはり、今日は見送りましょう」。7月31日午後2時過ぎ、梅雨明けを決める検討会で、週間予報を担当する予報官は絞り出すような声でこう言うと、集まった予報官らは黙ってうなずいた。
前日に、「あす31日は梅雨明けを“宣言”しよう」と、申し合わせたにもかかわらず、当日の雨と厚い雲で、「幻の梅雨明け」に終わったのだ。8月1日も予報官らは悩みに悩んだ。
「今年は本当に難しかった」。予報官を最後まで悩ませたのは、不安定な気圧配置だった。
梅雨明けの条件は、週間予報の「晴れ」マークが数日から1週間、安定して並ぶこと。「最低3日は晴れが続かなければ、国民感情として梅雨明けと認めてもらえない」との配慮もあった。
ぎりぎりまで揺れ続けた気象庁。この日発表された「向こう2、3日間は晴れ」との週間予報が、土壇場で「GOサイン」を出す決め手となった。(読売新聞)
[8月2日13時18分更新]
★最近の気圧配置は夏の気圧配置ではない。5月ごろのものにそっくりだ。
その分こちらは例年よりも過ごしやすくてありがたい。