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http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20030802k0000m040060001c.html
厚生労働省は1日、野生のシカの生肉を食べたことにより、兵庫県の4人がE型肝炎に集団感染していたと発表した。E型肝炎は人獣共通感染症と考えられているが、野生動物からヒトへの感染が確認されたのは世界で初めて。イノシシの肝臓の生食が原因とみられるE型肝炎も鳥取県から2人報告され、うち1人は劇症化して死亡した。このため厚労省は同日、野生動物の肉などを生で食べるのは避けるよう注意を呼びかける通知を都道府県に出した。
厚労省によると、感染した4人は男性(69)とその40代の息子2人、友人(61)で、2月下旬に野生シカの生肉を食べた。4月中〜下旬、4人は発熱、吐き気などの症状が現れ、肝機能も低下して急性肝炎と診断。その後の血清検査でE型肝炎と判断された。現在は4人とも回復した。
冷凍庫に残されていたシカ肉から、4人と遺伝子が同じE型肝炎ウイルスが検出されたため、感染源と断定した。
一方、鳥取県では、1月下旬〜2月上旬に野生のイノシシの肝臓を生で食べた2人が3月になってE型肝炎を発症、うち1人が死亡した。
国内では年間約10万頭の野生シカが捕獲され、200〜300トンが食肉として消費されている。同省監視安全課は「妊婦はE型肝炎ウイルスに感染すると劇症肝炎となり、死亡する率も高い。野生動物を生で食べるのは避けるべきだ」と話している。【江口一】
[毎日新聞8月1日] ( 2003-08-01-21:06 )