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http://www.asahi.com/science/update/0801/001.html
京都大再生医科学研究所が国内で初めて作ったヒト胚(はい)性幹(ES)細胞を使い血管を作る研究計画を京大医学部「医の倫理委員会」(日合弘委員長)が31日、承認した。8月中にも文部科学省の専門委員会に計画を申請する。文科省によると、国産ヒトES細胞を使う計画の申請はまだないという。
ES細胞はあらゆる組織の細胞になる能力をもつ。承認を受けたのは中尾一和教授ら。昨年からオーストラリアより輸入した2種類のヒトES細胞で血管を作る実験を行い、順調に成果が出つつある。今回、米国の細胞の使用についても承認された。文科省専門委の審議を経たうえで、実験を始める。
伊藤裕・助教授は「一番効率的に血管を作るには、どんな種類のES細胞が向いているのか研究する。最終的には、知的所有権の問題がない国産ESによる治療法を開発したい」と話す。
中尾教授らが使う予定の国産ES細胞は、5月に中辻憲夫・京大再生研所長らが作製に成功した。8月中には分配ルールなどを決める運営委員会を立ち上げる予定で、秋には分配を始める体制が整う見通し。
医の倫理委員会には、国産ヒトES細胞を使った脳神経の研究計画も出されていたが、管理施設の問題などから継続審議とした。
(08/01 00:20)