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ペンタックスは7月29日、骨の欠損部に移植すると最終的に自分の骨に置き換わる次世代型人工骨「生体置換型有機無機複合人工骨」の開発に着手したと発表した。2006年度の製品化を目指す。
新型人工骨は、ハイドロキシアパタイト結晶とコラーゲン線維で構成される多孔体で、ヒトの骨に似た構造や組成になっている。これを移植すると、骨芽細胞によって人工骨の内部や周囲に骨形成が起こるのと同時に、破骨細胞による人工骨の吸収が起こり、最終的に人工骨が自家骨に置き換わるというもの。
骨欠損に対する現在の治療法としては、1.自家骨移植、2.他人の骨を移植する同種骨移植、3.金属やセラミックス材料で作成された人工骨の移植、などが用いられる。このうち、自家骨移植は、患者自身の他の部位の骨を移植するため、痛みや傷が発生する。他人の骨を使う同種骨移植では、感染やドナー不足の問題がある。また従来型人工骨では、体内に人工物が残る、などの問題点がある。生体置換型人工骨はこれらの問題点を解決する新技術として期待できる。
新型人工骨の開発は、化学技術振興事業団の選定を受け、独立行政法人の物質・材料研究機構生体材料研究センターからの技術移転を基に開発を委託して製造技術の確立を目指すもの。開発費用は約5億5000万円。ペンタックスでは、発売初年度3億円、5年後に20億円の売り上げを目指すという。