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【厚岸】今年一月に釧路管内厚岸町で大量発生した学校給食による小型球形ウイルス(SRSV)食中毒について、道立衛生研究所は二十六日までに、町内の全児童・生徒を対象に患者の血液型との相関関係を調べるためのアンケート調査を始めた。海外では血液型との相関関係を指摘する報告もあり、謎の多いSRSVの解明に期待が寄せられている。
一月の食中毒は、学校給食の加工パンが原因とされ、給食を食べた約千二百人の小中学生のうち約六百人が、おう吐や下痢などの症状を訴えて病院で診察を受けた。治療を受けたのは、子供の家族や教職員も含めて計約七百人に上る。
衛生研はこの際、釧路保健所と連携して原因病原体をSRSVと特定した。SRSVは、六年ほど前に確認されたばかりのウイルス。道内で発生する食中毒患者の半数以上を占める一方、ウイルスの実態には不明な部分が多い。また、国際ウイルス学会などでは近年、「血液型によって症状に差がみられる」との報告もあるという。
衛生研によると、SRSVには種々の型が存在するが、一月の事例のように同一の型のウイルスが原因となってこれだけの規模の食中毒を発生させたケースは珍しい。このため、血液型との相関関係などを調べるには絶好の機会とみて、調査を実施することにした。
今回の調査用紙は、町教委を通じて今月下旬に町内の小中学校の児童・生徒に配布され、本人や二次感染した家族に対して、食中毒症状の有無と血液型を尋ねる内容。衛生研は「感染と血液型との因果関係が分かれば、感染しやすい血液型の人に特に注意を促すなどの予防策も可能になる」と話している。