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東京電力は25日、定期検査中の福島第1原発(福島県)2号機の原子炉建屋内で24日午前10時10分ごろ、排水口から放射能を帯びた水があふれ出ているのが見つかったと発表した。水の放射能量は国への報告義務が生じる基準を若干上回っていたが、作業員らへの被爆はなかった。
東電によると、漏れた水は約100リットル。放射能量は、国への報告義務がある量を上回っていた。
水があふれ出ていたのは、原子炉停止後に核燃料を冷却する水を通す配管の破断を検出する圧力計器の排水管。水をせき止めるための弁が開いて水が漏れた。東電は、水漏れが発生した当時、この弁の近くで圧力計器の検査をしていた作業員が、別の弁と間違って開いた可能性もあるとみて、原因を調べている。【中山裕美子】
[毎日新聞7月26日] ( 2003-07-26-01:02 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030726k0000m040096001c.html