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(回答先: 輸血原因?肝炎に300人…過去3年の医師報告で。(読売新聞) 投稿者 ES 日時 2003 年 7 月 19 日 19:49:45)
安全検査をパスした献血を、長崎県内の病院で3年前に輸血された75歳男性が、B型肝炎ウイルスに感染した。日本赤十字社の追跡調査で、この献血者が検査で発見できる限界より少ないウイルス量を持ち続ける特殊な持続感染者(キャリア)だったことがわかった。
献血者は無症状で、それまでの5年間に数回献血を続けていた。今の検査体制では「沈黙型」の低濃度キャリアからの輸血感染を防ぐことは難しく、安全対策の見直しも迫られそうだ。
感染した男性に輸血されたのは、8人分の献血。日赤で分析した結果、このうち1人分からB型肝炎ウイルスを検出。遺伝子が男性のウイルスと一致した。
この献血者は5年の献血歴があったが、1999年秋に導入された高精度のウイルス分析も含め、検査は常に「陰性」(感染なし)だった。献血者から新たに採血して詳しく調べた結果、献血時の検査で検出できる量の3分の1以下のウイルス量しかない低濃度キャリアとわかった。
過去の保存献血からも、微量のウイルスが見つかった。日赤は「確認できた範囲では、この献血者の過去の献血から感染した例はない」としているが、輸血患者が既に亡くなっており、追跡調査できないケースもあったという。
日赤はこれまで、現行の高精度検査をすり抜けるのは、感染直後でウイルス量がまだ少ない「ウインドー期間」の献血だけと考えていた。だが低濃度キャリアの場合、感染した血液が何度もすり抜ける恐れがあり、感染拡大の可能性はより高いともいえる。
◆キャリア=ウイルスを長期間保有している感染者。B型肝炎の場合、出生時に母親から感染した例が大半。免疫が正常な大人は感染しても一過性で済むことが多く、キャリアになりにくい。(読売新聞)
[7月20日3時7分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030720-00000201-yom-soci