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http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/257844
膀胱、尿道など尿路系のどこかが感染する尿路感染症は、抗生物質も効かず、頑固でなかなか治らないことがある。こういう難治性の尿路感染症では、感染菌の大腸菌が、膀胱の細胞に入り込んで、とりで(砦)のようなコロニーを構築しており、薬剤に対しても、免疫システムからの攻撃に対しても、びくともしない状態にある、と米科学誌「サイエンス」(7月4日付け)で報じられた。
この研究を行ったのは、ワシントン大学(セントルイス)の研究チーム。マウスを使った実験で、膀胱の細胞の内側にできているバイオフィルム(biofilm )に大腸菌が存在していることを発見した。チームのリーダーのジョセフ・パレルモ博士によると、バイオフィルムとは、多数のバクテリアがコロニーをつくって、外部からの攻撃に抵抗している状態。マウスの膀胱細胞にできる場合は、バクテリアはそこにパック入りの卵のように、きちんと並んでいるという。
このように、大腸菌がバイオフィルムのとりでの中におさまっているので、抗生物質も効かなくなっているという。