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肺がん用の抗がん剤イレッサ(一般名ゲフィチニブ)で肺炎などの副作用が出る危険は、喫煙歴のある男性ほど高く、吸わない人の約5倍にのぼることがわかった。肺がん治療の専門医らでつくる西日本胸部腫瘍(しゅよう)臨床研究機構(会長=有吉寛・県立愛知病院長)が18日発表した。
大学病院など73病院で昨年の夏から年末までにイレッサを使った患者約1700人のデータを詳しく分析した。副作用の急性肺障害や間質性肺炎の疑われた人は64人で、うち死者は25人。死者はみんな男性だった。
その結果、副作用の危険因子として「喫煙」や「男性」などが判明。
吸ったことのない男性の副作用発症率が1.1%なのに、喫煙歴のある男性は5.4%で、死亡率は2.2%だった。
女性の副作用発症率は0.7%で男性の4.7%より低かったが、喫煙歴があると2.2%に上がった。
男女合わせた副作用の発症率は3〜4%。死亡率は1〜2%と推定された。イレッサによる副作用報告は4月22日までに616人(厚生労働省調べ)。うち246人が死亡した。
有吉会長は「発症率や死亡率は決して低いものではなく、副作用のない抗がん剤とは言えない。特に喫煙歴のある男性に使う際は細心の注意が要る。この結果をインフォームド・コンセント(説明と同意)に役立ててほしい」と話した。
(07/18 21:34)
http://www.asahi.com/science/update/0718/005.html