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【ワシントン30日共同】世界最大の熱帯林が残るブラジル・アマゾン地区での森林破壊の面積が昨年は前年に比べて40%も増えたことが、ブラジル政府などの30日までの解析で分かった。環境保護団体は「これまでの森林保護政策が不十分だったことの証明だ」とし、ブラジル政府などに森林保全対策の強化を求める声を強めている。
ブラジル国立宇宙研究所の人工衛星画像を使った解析によると、昨年1年間で破壊されたアマゾンの熱帯林の面積は、日本の国土の15分の1に当たる約2万5500平方キロに上り、2001年の1万8200平方キロから40%も増えていた。
これは、過去に森林の消失が最も激しかった1990年代半ばの2万9000平方キロに匹敵し、今年はさらに増える可能性がある。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20030701/fls_____detail__032.shtml