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抗がん剤の効き目、遺伝子異常で予測 札幌医大グループ
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http://www.asahi.com/health/medical/TKY200306120320.html
抗がん剤を使う前に効くかどうか予測する目安となる遺伝子異常を、札幌医科大の豊田実・助手(第1内科)と同大付属がん研究所のグループが突き止めた。患者一人ひとりのがんの特徴を見分けて薬を選ぶオーダーメード治療につながる研究で、近く米科学アカデミー紀要に掲載される。
抗がん剤の効果は患者によって異なる。抗がん剤はふつう、正常細胞にも影響を及ぼし、下痢や骨髄の働きの低下などの副作用が出る。効かない患者には副作用だけが出ることになるので、事前に調べて抗がん剤を選択しようという研究が進んでいる。
グループは、大腸がんや口腔(こうくう)がんなどの患者160人のがん組織を対象に、ある抗がん剤が効いたがんと、効かなかったがんの違いを分析した。
その結果、効いたがん細胞では「Chfr」という、細胞分裂をチェックする遺伝子に異常が起きていた。
また、この異常のあるがん細胞に、抗がん剤が効くかどうか試したところ、がん細胞は死滅したという。
豊田さんは「異常に応じて抗がん剤を選択すれば効果的な治療が可能となる。異常を分析する方法も研究中で近く特許申請したい」と話す。
(2003/06/13)