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2003/6/15/03:05 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20030615i201.htm
「甘草」主成分、新型肺炎に効果…独の大学が発見
甘味料や生薬として使われる「甘草」の主成分「グリチルリチン」が、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の治療薬として有望なことを、独フランクフルト大が発見した。SARSウイルスに効果のある薬剤が確認されたのは初めて。
グリチルリチンは抗ウイルス薬としてエイズやC型肝炎の治療に使われており、研究者らは「副作用が少ない薬で、効果的な治療につながる」と期待している。この成果は14日付の英医学誌「ランセット」に発表された。
同大は、SARSウイルスをサルの細胞に感染させ、5種類の抗ウイルス薬を加えて効果を調べた。その結果、グリチルリチンは、副作用のほとんど出ない量でも、ウイルス増殖を抑制でき、安全な治療薬として有望なことがわかった。
ほかの2剤は細胞を殺す濃度とウイルスを抑える濃度の差が少なく、副作用の危険が大きかった。また香港でSARS治療に多用されたリバビリンなど2剤は、治療効果が全く見られなかった。