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農相、企業の農地取得「拒否」表明 協議は平行線
亀井善之農相は十日、石原伸晃行革規制改革担当相と会談し、株式会社など一般企業による農地の取得について「問題があり、受け入れることはできない」との考えをあらためて表明し、協議は平行線に終わった。
石原担当相は今週中に小泉純一郎首相に報告した上で亀井農相と再協議するとしており、首相判断にもつれ込むおそれも出てきた。
二度目となった今回の会談では、農地の貸し付け方式による一般企業の農業参入を全国的に認めるかどうかも再度協議した。亀井農相は「(農業特区で
の)実態把握が必要」と述べ、貸し付け方式の早期の全国解禁を求める石原行革規制改革担当相との溝は埋まらなかった。
また、亀井農相は、実態把握の期間について「製造業と違って、農業は土づくりも含めて時間がかかる」と述べ、短期間では難しいと強調した。
一般企業による農地の取得は、政府の総合規制改革会議が農水省に、農業特区で認めるよう要求。また、農地の貸し付け方式による一般企業の農業参入は四月から農業特区で認められたが、同会議は、全国的に認めるよう求めている。
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