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SARS予防にウオツカ推奨、深酒で病院に ロシア
「SARS予防にウオツカがきく」という説がロシアで唱えられ、国内で初めてSAR
S患者が確認された極東のアムール州ブラゴベシチェンスクでは、過剰反応から深酒した
人が病院にかつぎ込まれる騒ぎが起きている。
ロシア科学アカデミーのアナトリイ・ボロビヨフ氏ら免疫学の専門家が最近、「アルコ
ール度数が高いウオツカの消毒作用で、SARSウイルスは死滅する」とする説を発表。
「うがい」より効果があるとし、感染予防のためには毎日50〜100グラムのウオツカ
を飲むよう推奨した。
ブラゴベシチェンスクの通信社によれば、5月28日、「消毒」のためにウオツカを飲
み続けていた6人の地元住民が、急性アルコール中毒で入院した。いずれも街のSARS
騒動のせいで「不安に駆られた」という。ひとりは、「消毒の量が足りないと思って飲み
過ぎた」と話している。
ロシアでは、ウオツカの飲酒が放射能被曝(ひばく)を軽くするという説や、インフル
エンザを予防する説など、真偽は別として様々なウオツカの「効能」が信じられている。
(06/07 22:27)
http://www.asahi.com/special/sars/TKY200306070323.html