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(回答先: 社民は外そう、もう消滅は決定的 投稿者 最悪! 日時 2003 年 9 月 10 日 11:31:40)
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C0585.HTML
2003.8.19
「自民党をぶっ壊せ」と叫びつづける小泉首相とその支持者が自民党にいて、自民党公認で選挙に出るのは、国民を愚弄する背信行為である
(中略)
壊すべき政党に所属することをやめないで、「ぶっ壊せ」と叫びつづけるのはどう見ても正直な人間のやることではない。その上国民に向かって「自民党を支持してください」と訴えるのは二重の矛盾である。これほど有権者を愚弄するのはほとんど過去に例がない。
だが、この矛盾を指摘する報道がほとんどない。わが国のマスコミはおそろしいほど不見識・無責任である。報道機関自体が、これを矛盾と思っていないのかもしれない。客観報道主義もここまでくると堕落である。報道機関が善悪の区別がつかなくなったら、そんな報道機関から発せられる情報は有害である。
政党は国民と国家権力をつなぐ橋である。橋も古くなるとボロボロになる。時には壊して造り直さなければならないこともある。しかし、できるかぎり補修して使うのがよい。
米国の二大政党の一つ共和党は約250年の歴史を有し、対する民主党も約170年の歴史がある。イギリスの保守党は全国的組織政党になってから約140年の歴史を刻んできた。イギリス労働党の歴史も100年近い。長い歴史のなかでは何度も解党の危機に遭遇し、そのつど改革して乗り切ってきた。その結果、国民的基盤をもった政党に成長してきたのだ。絶えざる改革によって政党の生命を維持してきた。政党は破壊するのではなく改革すべきものなのである。
自民党は1955年11月にできた政党だ。まだ50年も経っていない。国民の信頼を失ったからといってそのつど解党していたら力のある政党は育たない。改革を積み重ねる以外に道はないのだ。小泉首相の「自民党をぶっ壊せ」発言は幼児的な発想にもとづく大愚行なのである。
日本の野党が育たないのは、政党を改革して生かすのではなく、国民から批判されるとすぐに潰してしまうからである。良く生かそうとするのではなく、破壊してしまうから野党は長続きしないのだ。
(後略)