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構造改革路線の破綻の延長があるのか、それともデフレ退治ができるのか?
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_09/1t2003090519.html
小泉余裕、「過半数迫る勢い」で青木もコケに
「裸の王様」の唯我独尊いっそう突出
小泉純一郎首相の支持を表明した青木幹雄参院幹事長と堀内光雄総務会長だが、圧勝ムードの首相は足元を見透かす?!
8日告示の自民党総裁選(20日投開票)は、小泉純一郎首相(61)の再選がさらに濃厚になってきた。選挙戦序盤で「反小泉」にカウントされていた党内第4派閥・堀内派も自主投票となり、当初不利とみられた国会議員票でも過半数に迫る勢いなのだ。この流れを作った功労者といえる橋本派幹部で「参院のドン」青木幹雄参院幹事長(69)は昨4日、人事と政策の転換を強く求めたが、首相は足元を見透かすようなセリフを連発し、コケにされている。
【国会議員票過半数も】
「参院橋本派の支持が大きい。この流れは止まらない」。こう余裕を見せるのは首相支持の森派中堅議員。
国会議員票357票の大勢が固まってきた。首相の基礎票は出身派閥の森派(60人)を中心として、「変態愛人疑惑」を抱える山崎拓幹事長(66)が率いる山崎派(27人)、旧加藤派(14人)といった101人。
当初「国会議員票は不利」とみられたが、首相支持を表明した青木氏率いる参院橋本派(42人)や、5日に自主投票を決める堀内派(51人)や河野グループ(11人)、無派閥議員などが加わることで形勢が逆転した。
現段階で160票程度を固め、首相支持派が国会議員票357票の過半数である179人を超えそうな勢いなのだ。
堀内光雄総務会長
【堀内派が自主投票】
「派閥の結束と融和が大事だそうですから…」。一貫して主戦論を唱えて、丹羽雄哉元厚相(59)の擁立を目指してきた堀内派幹部の古賀誠前幹事長(63)。4日の派閥総会後、淡々とこう語った。
3グループに分けて意見聴取を続けてきた同派。「戦わずして派閥の結束はない!」といった主戦論はごく一部で、官僚OBが多いお公家集団らしく「負け戦をするのは心配だ」といった消極論が続出。
長老の宮沢喜一元首相(83)が「(丹羽氏が出馬したいとは)困ったものですなぁ〜」と難色を示したことなどから派内の大勢は決定的に。5日の臨時総会で丹羽氏の擁立見送りと自主投票を決める見込みだ。
橋本派幹部で「抵抗勢力のドン」野中広務元幹事長(77)の後継者といわれた古賀氏の戦略は失敗に終わり、政治力は急速に弱まりそうだ。
青木幹雄参院幹事長
【首相 青木、堀内両氏をコケに】
この流れを作ったのは、いち早く首相支持を打ち出した堀内光雄総務会長(73)と、参院橋本派を率いる青木氏の2人。
月刊誌で首相の経済政策を厳しく批判した堀内氏だが、高支持率を恐れてか「小泉路線とは大差ない」と方向転換。
青木氏は4日午後の記者会見で首相支持について「景気対策と挙党態勢(=人事刷新、民間人閣僚の交代)が条件だ。その実現を信じて先頭に立ってやる」と強調。その後、都内のホテルに参院橋本派26人を集めて結束を呼び掛けた。
首相は同日夜、「小泉支持を鮮明にしていただいて大変心強い」と記者団を通じて青木氏に謝辞を語ったが、その後は、選挙目当てで首相支持に傾いた青木氏の足元を見透かすようなセリフのオンパレード。
「(青木氏は)あれこれ条件を出していませんよ」と、青木氏の記者会見を無視するように語ったうえ、民間人閣僚の交代も「今でも民間人は少ないでしょ。国会議員中心だと思うんですがね」と認識の違いを強調。
さらに、橋本派としては認め難い郵政事業の民営化についても、「構造改革の基本だ。変えることはできない」と明言したのだ。
総裁選で圧勝すれば、本当は「裸の王様」である小泉首相の唯我独尊ぶりが一層、突出するのは間違いない。
ZAKZAK 2003/09/05