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民間調査会社の帝国データバンクによると、旧住宅金融専門会社(住専)の大口融資先だったマンション分譲の朝日住建(大阪市中央区)は2日、大阪地裁から破産宣告を受けた。負債総額は約3600億円だが、さらに膨らむ見通し。
同社は1958年、建築業として創業。「朝日プラザ」の名称でマンション分譲を手掛け、80年代からホテルや結婚式場、ゴルフ場と経営多角化を進めた。一時は販売戸数を業界トップクラスまで押し上げ、90年12月期の売上高は約2022億7200万円に上った。
しかし、用地の取得資金を旧住専やノンバンクからの借り入れに依存し、債務は一時、約6000億円まで増えた。バブル崩壊後は業績が急激に悪化。旧住専処理後は、大半の債権が整理回収機構に引き継がれ弁済を進めていたが、一部の債権を譲り受けた外資系債権回収専門業者との交渉が不調に終わり、6月に債権者から破産を申し立てられていた。【山本明彦】(毎日新聞)
[9月3日23時17分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030904-00000084-mai-bus_all