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[ワシントン 3日 ロイター] 世界銀行は、2004年世界経済見通しについての報告書を発表した。この中で、世界経済は回復基調としながらも、米財政・貿易赤字などの先行きリスクによって軌道から外れる恐れがあるとの見通しを示した。
世銀は、04年の世界経済成長率が日米経済回復に支えられて3.0%と、03年の2.0%から上昇するとしている。
ただ、欧州の成長停滞や日本のデフレ、多くの先進経済国での構造問題、投資回復の不透明性が懸念要因になっていると指摘。中東での問題や重症急性呼吸器症候群(SARS)不安が長引いていることも、暗雲を投げかけているとしている。
米経済成長率については、今年は2.2%、来年は3.4%に加速するとの見通しを示した。米経済には刺激策を取る余地がなくなりつつあると指摘。財政赤字が問題化する恐れがあるとしている。
欧州経済の成長率は、今年が0.7%、来年が1.7%としている。欧州についても財政刺激策を取る余地はほとんどなくなっているという。しかし金融政策面では、ユーロ高によって輸入物価が低下していることから欧州中央銀行(ECB)には利下げ余地があるとしている。
日本の財政も悪化しており、日銀は経済刺激とデフレ退治という難題に直面していると世銀は指摘。日本の経済成長率は今年が0.8%、来年が1.3%と予想している。(ロイター)
[9月4日7時52分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030904-00000220-reu-bus_all