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(回答先: 日本における貴族(仕事せずとも不安なく食える方々)の人数は約3000万人 投稿者 M 日時 2003 年 9 月 02 日 16:14:16)
イタリアの哲学者アントニオ・ネグリによれば、現代の帝国化した資本主義の下で働く人は、「労働時間」と「余暇時間」しか持っていない。資本主義が発展し、工場などのいわゆる生産現場だけではなく、生活全般、社会全般を覆ってしまう時、それを跳ね除けて、こうした時間を解放して、個々人の差異や固有性に基づく「生の時間」を構成することが必要だと言っています。「自分の価値を有効利用すること、自分の質的な価値を高めること」が必要だとも。
グローバリズムの下、査定が強化されてサービス残業と休日出勤が増え、労働環境は悪化するばかり。気がつけば労働組合も有名無実化して、自分以外に自分を護ってくれる人は消えている。ホワイトカラーという呼称の奴隷労働に組み込まれている。
誰がこんな状況を許したのかと言えば、個々の企業人とその集合体以外にありません。だって、自分達の権利を失い続けることに対して無意識であり、ロクに反対もして来なかったのですから。
しかし、可能であれば、仕事をサボタージュして、自分の「生の時間」を取り戻すために使うのは、納得のいく人生のために必要なことと思います。