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http://www.bloomberg.co.jp/news/mof.html?s=AP1NlTxsWg1iDbYFb
政治経済
Tue, 02 Sep 2003, 02:52am JST
スノー米財務長官:市場が為替レートを決めるべき
9月2日(ブルームバーグ):ジョン・スノー米財務長官は1日、東京での記者会見で、市場が景気を反映して為替レートを決める時、世界経済は最も健全に活動するとの考えを述べた。長官は2日に北京で中国の政府当局者らと会談し、中国人民元の切り上げの可能性などについて協議する。
スノー長官は、「為替相場制度に柔軟性を持たせることに関し、われわれは耳を傾けられているということを確認する必要がある」とした上で、「結局、為替レートは、資金が向かうべき所について、世界経済に対する一連の兆候以外の何ものでもない」と述べた。
ジョージ・ブッシュ米大統領は、日本と中国が自国通貨の上昇を抑え、自国からの輸出品を低価格に維持する政策を止めさせるよう米国の製造業者や議会議員らから圧力を受けている。日本は今年1−7月に過去最大規模の円売りを実施したが、長官は日本が経済成長のために輸出に頼る姿勢を緩めるよう促した。
一方、中国人民元はドルに対して事実上固定化している。ドルが過去1年間に主要6通貨の通貨バスケットに対し8.1%下落した際には、元もそれに連動し、中国製品が海外市場で割安となり、需要が膨らんだ。
スノー長官は、米製造業者を支援するためには他の方法もあることを示唆し、中国に対しては、自国通貨をより柔軟にするよう促した。長官は「雇用が決定的に重要な問題であることは明白であり、力強く、活力があるとともに競争力のある製造業部門の維持を確実なものにするため、われわれは米国でイニシアティブを取る必要がある」と言明した。
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