現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産28 > 456.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: NHKニュースは特殊要因と名目成長率のマイナス可能性を報道せず 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 8 月 12 日 19:31:28)
内閣府が12日発表した国民所得統計速報によると、2003年4―6月期の国内総生産(GDP、季節調整値)は、物価変動を除いた実質で1―3月期に比べ0・6%増、年率換算で2・3%増加した。
6・四半期連続でのプラス成長となり、伸び率も前期1―3月期の0・3%増より0・3ポイント拡大した。個人消費や設備投資が堅調で、成長率を下支えした。物価変動の影響を含む名目GDPも、0・1%増と3期ぶりにプラスとなった。
この結果、2003年度の政府見通し実質0・6%増は、7―9月期以降の3・四半期がそれぞれ0・5%減のマイナス成長でも達成可能となった。ただ、個人消費の先行きなど不透明な要素も多く、本格的な回復軌道に乗るかどうかは、依然、予断を許さない状況だ。
竹中経済財政・金融相は記者会見で「予想より少し高い数字となった。企業収益や株価、不良債権の動向など、日本経済はこれまでと違った次元に移行しつつある」と、回復への手応えを強調した。
実質成長率を需要項目別にみると、GDPの6割近くを占める民間最終消費支出(個人消費)が0・3%増となった。1―3月期の0・3%増と同じで、7・四半期連続で前期比プラスとなった。薄型テレビやDVD、デジタルカメラなどが伸び、たばこの増税前の駆け込み需要も押し上げ要因となった。
設備投資も、企業収益の回復を背景に1・3%増と、1―3月期の1・2%増から伸びを拡大した。
反面、住宅投資は0・4%減だった。政府や地方自治体の緊縮財政により、公的固定資本形成(公共投資)も0・9%減となった。
この結果、内需が成長率をどれだけ押し上げたかを示す寄与度は、全体でプラス0・4%となった。輸出も1・0%増(1―3月期は0・6%増)とプラスを維持した。
一方、輸入は1・1%減(1―3月期は0・7%増)となった。新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の影響で海外旅行者が減り、輸入として計算される旅行者の支出が減ったためだ。これにより、輸出から輸入を差し引いた外需の寄与度はプラス0・2%だった。
物価の動向を総合的に示すGDPデフレーターは、前年同期比2・1%下落した。
1―3月期の実質成長率は、6月に発表された改定値である前期比0・1%増から、0・3%増に上方修正された。
(2003/8/12/12:10 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20030811it02.htm