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日銀は11日、中堅中小企業の資金繰り支援を目的にした資産担保証券の購入策として、資産担保コマーシャルペーパー(CP)を競争入札方式で買い上げる初のオペを実施した。買い取り予定額は500億円。すでに日銀への売却を申請しているみずほコーポレート銀行とみずほ銀行が応札したもよう。日銀は今後も随時オペを実施する方針だ。
同日のオペは午前10時十分に市場に実施を通知した。予定額が500億円にとどまったのは、小口の売掛債権などをもとに作る資産担保CPを組成するのに手間がかかり、金融機関側の準備が進んでおらず、他の資金供給オペのように数千億円規模の買い取りが実施しにくいため。落札額などオペの結果は午後に公表される。金融機関に資金が支払われるのは2日後の13日。日銀は中堅中小企業が持つ売掛債権などを裏付けにする資産担保CPについて、優良な格付けである「a―1」相当の取得や、裏付けとなる債権の半額以上が中堅中小関連の資産であることを義務づけている。 (11:05)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20030811AT1F1100611082003.html