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日本銀行が8日発表した7月の貸出・資金吸収動向(速報)によると、全国の銀行の貸出平均残高は、前年同月比4・7%減の402兆4850億円で、67か月連続で前年水準を下回った。
残高は、日銀が発表を始めた1991年7月以降の最低を4か月連続で記録した。企業の資金需要が依然として低迷する一方、銀行が不良債権処理を加速していることが背景にあると見られる。
このうち、大手銀行(都市銀行、信託銀行、長期信用銀行)の貸出残高は同7・5%減の230兆6359億円で、やはり4か月連続での過去最低となった。
一方、地方銀行の貸出残高は同0・6%増の130兆9538億円、第二地方銀行は同4・7%減の40兆8953億円だった。
(2003/8/8/10:44 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20030808it02.htm