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【ベルリン=菅野幹雄】ドイツ連邦雇用庁が6日発表した7月の失業者数は435万2000人となり、前年同月に比べて30万5000人増えた。前月比でも9万4500人の増加。失業率は前月より0.2ポイント上昇の10.4%で、厳しい雇用情勢は相変わらずだ。
失業者数は7月としては1990年のドイツ統一以降で最高の1997年をわずか2000人下回る2番目の多さ。旧西独、旧東独の地域別の失業率はともに前月比で0.2ポイント上昇し、それぞれ8.3%、18.5%となった。統一から13年近くが経過しても経済のひずみは残り、東西で10ポイントを超す差がついている。連邦雇用庁は「ドイツ経済の足取りの弱さが相変わらず雇用市場に影響している」(ゲルスター長官)と指摘し、雇用情勢の改善にはなお時間がかかるとの見方を変えていない。 (19:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20030806AT2M0601P06082003.html