現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産28 > 238.html ★阿修羅♪ |
|
http://www.kumanichi.co.jp/kawabegawa/kiji/20030724.1.html
川辺川利水事業の計画見直しに向け、九州農政局が新たに作成した対象農家名簿が第三者に漏れた可能性があるとして、利水訴訟原告・弁護団が二十三日、同局に事実究明を求める公開質問状を提出した。二十九日までの回答を求めている。
同局によると、利水訴訟敗訴後の六月、一九九四(平成六)年の計画変更以降に死亡したり、経営移譲した農家などを除外した新たな名簿(四千三百二十一人)を作成。新名簿には農家の通し番号、住所と氏名が書かれているという。
原告団は二十二日までに、地元の建設業関係者から約五百人分の名簿を入手。以前の名簿と照合した結果、新名簿の可能性が高いとみて、公開質問状では(1)流出したのは農政局の名簿と同一か(2)名簿をどう取り扱っているのかなどをただしている。
梅山究団長ら五人が人吉市の川辺川農業水利事業所、熊本市の九州農政局を訪れて提出。「新計画策定に向け、推進、反対農家が公平に協議を進めている最中だというのに、不信感を抱かざるを得ない。そもそも行政が管理する個人情報が漏れること自体が問題だ」と抗議した。
応対した同局水利整備課の伊東憲治課長補佐は「名簿は原本(のコピー)とは違うが、記載形式は同じ。事実関係を調べたい。中立の立場で新計画策定に取り組んでおり、名簿流出があったとすれば遺憾だ」と話している。
熊本日日新聞 2003年7月24日朝刊掲載