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財務省が24日発表した2003年上半期(1―6月)の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額から輸入額を引いた貿易黒字は、前年同期比10・1%減の4兆3808億円で、半期ベースでは、3期(1年半)ぶりに前年同期を下回った。
輸出はアジアや欧州連合(EU)向けなどを中心に伸びたが、一方でイラク戦争による原油価格の高騰などで輸入額が過去最高となったのが、貿易黒字が減少した要因だ。
輸出額は前年同期比3・9%増の26兆3192億円と、3期連続で増加した。EU向けを中心に自動車が同3・2%増、映像機器が同13・9%増と伸びた。家庭用ゲーム機などの事務用機器は海外への生産設備の移転が進み、同13・1%減となった。
地域別では、米国向けは自動車や事務用機器などが減少し、同9・8%減の6兆6841億円で2期ぶりに減った。また、中国向けは半導体などの電子部品などが好調で、同36・4%増の3兆576億円となった。
一方、輸入額は同7・2%増の21兆9383億円で、2期連続で増加した。原油・粗油が同37・8%増、石油製品が同44・1%増、液化天然ガスが22・7%増と大きく伸びた。地域別では、対中国が同13・3%増の4兆1210億円、対米国は同6・8%減の3兆4777億円となった。
なお、同時に発表された2003年6月の貿易黒字は、前年同月比30・7%減の8460億円で、3か月ぶりに減少した。輸出額は同0・0%減で15か月ぶりに前年同月の実績を下回った。
(2003/7/24/11:28 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20030724i404.htm