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金融の好決算で滑り出す(ウォール街ラウンドアップ)
シティグループさまさまです。
増配、株主として素直に感謝します。
【ニューヨーク=藤田和明】十四日の米国市場は株式相場が続伸した。債券相場は五営業日ぶりに反落し、ドルはほぼ横ばいだった。
今週から本格スタートした四―六月期決算発表。その先陣として注目されたシティグループが予想を上回る増益となった。低金利を背景に個人部門が一八%増益となるなど「十分に良い決算」(UBSのグレン・スコール氏)と素直に評価。米企業の業績回復が本物かを確かめる意味でまずは無難に滑り出した。
もう一つ、今の投資家心理をうまく刺激したのが大幅増配の発表だ。前の期に比べ七五%多い一株三十五セント配当と一気に引き上げた。サンフォード・ワイル会長兼最高経営責任者は「過去最大の増配。資本の配分を見直し、自社株買いを減らして増配することにした」と胸を張り、株価は二%高と買われた。マイクロソフトこそうわさどまりだったが、「増配」による株主配分強化は投資家を最もくすぐるようだ。
十六日に発表を控えるJPモルガン・チェースは四%高で、「先回り買いを呼んだのは明らか」(米株トレーダー)という。業種別S&P五百種平均は金融株が二%高と突出して高かった。
金融株を追走したのがハイテク株。ヤフーが買収を発表したネット検索のオーバーチュア・サービシズは一二%高と急伸。相次ぐ企業買収が市場の熱気をうかがわせる。ハイテク株の多いナスダック総合株価指数は年初来高値を更新した。
半面、相場がもろさをみせる面もあった。ダウ平均は朝方から午後二時過ぎまで前週末比一三〇ドル高近辺で推移していたが、突然値を崩した。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の株価指数先物でまとまった売り注文が出たからだ。結局、取引終了後にCMEが二百枚分の注文を取り消すことになったが、市場に高値警戒感がくすぶることも浮かび上がらせた。