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日本道路公団の債務超過を示す「幻の財務諸表」問題が18日、衆院予算委員会で取り上げられ、藤井治芳総裁はこの財務諸表作成に必要な作業を各支社に指示していたことを認めた。これまでは「作成作業は課長代理がやったことで、公団幹部は知らない」と組織的な関与を否定していた。
民主党の枝野幸男政調会長が、公団の内部資料に基づき、昨年2月、各支社の用地部長が集まった会議で公団の担当者が「現在、作業を各支社に依頼している」と明記されていることを指摘。藤井氏も「昨年2月12日の各支社の用地部長会議で、作業依頼をしているので協力下さいと言った」と答えた。
また、「民営化つぶしを謀議した」と批判されている側近を集めた「秘密会合」について、藤井氏はこれまで「記憶にない」とはぐらかしていたが、この日は「業務に関する私的な会合だった」と認めた。
これに関連し、国会に提出した公団幹部の出勤簿が改ざんされていたことも発覚。藤井氏は「本当は(はんこを)押しちゃいけなかったが、人事課が押した」と釈明したが、公団の「隠ぺい・改ざん体質」がまた一つ明るみに出た。
同席していた小泉純一郎首相は「民営化を誠実に履行するか、総裁の言動を十分見極めたい」と答弁した。【田中成之】
[毎日新聞7月18日] ( 2003-07-18-20:41 )