現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産28 > 135.html ★阿修羅♪ |
|
日本道路公団が債務超過であることを示す財務諸表を作成していた問題で、藤井治芳総裁は18日の衆院予算委員会で全社的に作業を進めていた経緯の一端を認めた。民主党の枝野幸男議員の質問に答えた。これまで藤井総裁ら公団側は「課長代理クラスの勉強会で作業を始めたが、途中でやめた」と説明していた。
藤井総裁は「課長代理以下の実務者レベルで打ち合わせをし、道路資産再評価をしないと財務諸表は作れないので、作業にかかった。用地(のデータ)は本社にないので各支社にプロジェクトチームが依頼し、用地部長会議で協力を求めた」と答弁。理事らも出席して昨年2月に開かれた正式な会議で、財務諸表の作成がテーマになったことを認めた。
ただ、枝野氏が「公式の手続きにのっかって作業をしていた。今までの答弁は全部うそだ」と追及したのに対し、藤井氏は「勉強の一環としてデータが必要。財務諸表は正式にはない」と改めて否定した。
さらに、財務諸表の作成作業の経緯を示す資料について、藤井総裁ら公団側は「一切残っていない」と否定していたが、公団がコンピューターで資産の減価償却の計算をした結果を示す電算出力表が存在することも判明。藤井総裁は「全部調べて、すべての資料を公表する」と約束した。
一方、福田官房長官は18日午後の記者会見で、藤井総裁が国会で虚偽答弁をした疑いがあることについて「道路公団が言うように、きちんとやられているのか確認することが必要だ。その上でしかるべく判断しないといけない」と述べ、場合によっては総裁の進退問題につながる可能性を示唆した。
扇国土交通相が、同公団が公式に発表した財務諸表の信憑(しんぴょう)性を確かめるため外部監査を指示したことを受け、福田氏は「扇国土交通相が外部監査の結果をどう判定するか。その結果を待って(責任問題を)判断することが必要だ」と述べた。
(07/18 23:43)