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民主党の菅代表ら党幹部と日本経団連(奥田碩会長)の懇談会が16日、都内の日本経団連会館で開かれた。これまで関係の薄かった財界とのパイプを築き、政権担当能力をアピールする狙いもあったが、日本経団連側からは民主党の現状に厳しい指摘が相次いだ。
懇談会では、民主党側が次期衆院選の“目玉”に想定しているマニフェスト(政権公約)についての考え方を説明し、政権交代実現へ向け協力を求めた。
しかし、奥田氏からは、「自民党と大きな差がない。庶民の気持ちを代弁することに意を用いるべきだ」「民主党は供給者サイドに立っている印象を受ける」といった、市民運動出身の菅氏にとっては耳の痛い指摘ばかり……。
日ごろは攻撃的な弁舌でならす菅氏も、この日ばかりは「自民党と差がないのは事実だが、要はできるかできないかということが大きな違いだ」と防戦一方だった。
(2003/7/17/00:52 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20030716ia25.htm