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【ワシントン支局】米連邦準備理事会(FRB)が16日発表した6月の米鉱工業生産指数(季節調整済み、1997年=100)は109.7で、前月比で0.1%上昇した。製造業などの伸びを受けて、2カ月連続のプラスとなった。鉱工業生産は停滞を続けてきたが、かすかに改善の兆しもみられる。同時に発表した設備稼働率は74.3%で前月から横ばいだった。
鉱工業生産は、事前の市場予想と一致した。前年同月比では1.0%の低下だった。
分野別では製造業が前月比0.4%上昇し、前月(0.1%上昇)に続いて好調だった。自動車・同部品を中心に耐久財が0.4%上昇。非耐久財も0.4%伸びた。自動車・同部品は1.2%の上昇で、4カ月ぶりのプラスとなった。鉱業は前月比1.0%上昇したが、公益事業は悪天候の影響で同3.5%低下した。
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/us/20030716d3k1604616.html