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厚生労働省は5日、2004年の年金改革で、将来の給付に備え、保険料の一部を蓄えている年金積立金の予定運用利回りを引き下げる方針を固めた。
1999年の年金改革では名目運用利回りは年4%と想定していたが、長引く不況で近年の運用実績が低迷しているため、見直すことにしたものだ。新たな予定運用利回りは、2007年度までは年1・0から2・5%の間で設定する方向で検討している。
年金積立金は、厚生年金と国民年金合わせて約144兆円(2001年度末)。積立金は株式や国債で運用されており、収益が得られれば将来の保険料負担が軽減される。運用利回りを高く設定すれば、保険料率を低くすることができるが、利回りを低く見積もれば保険料負担は重くなる。
これまで、予定運用利回りは年4%と想定していたにもかかわらず、2001年度実績では厚生年金の名目運用利回りは1・99%、国民年金は1・29%にとどまった。このうち、株式など市場運用分の利回りはマイナス2・59%と低迷し、積立金の運用状況への批判も出ていた。
厚労省は今後、専門家などの意見を踏まえて8月にも、新たな予定利回りについて結論を出し、年内にまとめる年金改革案に反映させる。
(2003/7/6/03:05 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20030706i101.htm