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財務省は4日、2002年度の一般会計決算の概要を発表した。国の税収は前年度比8.6%減の43兆8231億円となり、補正後の見積額44兆2760億円を4529億円下回った。税収が補正後の見積額を割り込んだのは2年連続。法人税収が大きく下振れしたことが主因。ただ国債の利払い費など使い残しが税収不足を上回ったことから、歳入全体で歳出をまかなえない歳入欠陥は回避、3773億円の剰余金が生じた。
昨年度の法人税収は見積額9兆9900億円を4666億円下回る9兆5234億円となった。株価下落による保有株の評価損拡大などで企業の特別損失が膨らんだことが響いた。
日本銀行の納付金など税外収入は見積額を714億円下回った。予算の不用(使い残し)は9016億円。うち国債費は4602億円だった。 (11:05)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20030704AT3K0401L04072003.html